世界に広がる「平和の少女像」~女性の人権尊重と平和な社会を実現するために~ / 関西ネット

ベルリン ミッテ区の少女像

2020年9月28日、ベルリン・ミッテ区に市民団体によって「平和の少女像」が設置されました。 これに対し、日本政府は直後から撤去を求める発言を続けています。
これまでも安倍政権は「慰安婦」問題について「強制連行ではない」「性奴隷ではない」「解決済み」等と主張して、国際社会での「慰安婦」決議や国連勧告を無視し、事実を記憶するための各国市民による像や碑の設置運動を妨害してきました。
安倍政権を引き継いだ菅政権は、さらに露骨な圧力や妨害を行っています。
私たち関西ネットは、恥ずかしげもなく女性の人権を傷つける日本政府や自治体の動きを明らかにし、抗議していくとともに、国際社会の動きを紹介し連帯していくために、このサイトを作成しました。

◆ ベルリン・ミッテ区に「平和の少女像」が設置されてからの様々な動きを、資料と共にタイムラインにてご覧いただけます。
【記号の見方】
ドイツの国や自治体の動き
ドイツの市民の動き
日本の国や自治体の動き
日本の市民の動き
韓国の国や自治体の動き
韓国の市民の動き
2020
28 9月

ベルリン市ミッテ区 公有地に「平和の少女像」が建つ

【碑文(資料1)】 【碑文・原文(資料2)】
ドイツでは3体目、ベルリン市では初めて
コリア協議会などが取り組む
29 9月

加藤官房長官 発言

「我が国政府の立場やこれまでの取り組みと相いれない」
「引き続き『少女像』の撤去に向けて働きかけを行う」
【発言(資料3)】
01 10月

全国行動 日本政府・新内閣に要請書提出

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01 10月

茂木外相 電話会談

茂木外相、マース・ドイツ外相との電話会談で撤去を要請
日韓合意で解決と強調

津和野下森町長 ミッテ区に書簡を送る

【書簡】
06 10月

茂木外相 発言

茂木外相、「ベルリンの街にそういった像が置かれることは適切ではない」
【発言(資料4)】
07 10月

正義連声明発表

日本政府は、海外の「平和の少女像」に対する常識外れの建設妨害と撤去要求を中断せよ!
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08 10月

ミッテ区が「設置許可取消し」

「14日までの撤去命令」を通知
10 10月

全国行動 取り組み

日本政府に抗議文、ミッテ区に要請文を送付、賛同の取り組み
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13 10月

撤去命令の撤回を求めるデモに300人が参加

コリア協議会は撤去命令停止要請の仮処分申請を提出

ミッテ区長 「撤去を保留して裁判所の判断を待つ」

全国行動 官邸前で抗議行動、政府に抗議文を提出

個人賛同(要請文1913人、抗議文1860人)
団体賛同(要請文122団体、抗議文124団体)
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全国行動はベルリン少女像の撤去要請を行った日本政府に抗議声明を提出


続いて官邸前で抗議行動


韓国国会議員113名ドイツが外務省に要望書提出

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14 10月

ミッテ区より返信

「議論を呼んだ「平和の少女像」は当面は建立された状態で維持されます」
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イ・ヨンスさんの訴え

「少女像の撤去があってはならない」と訴える

2110月

新宿区長 ミッテ区に書簡を送る

「特定国を対象として戦争犯罪を表す像が、第三国の公有地に設置される運動には違和感」
【書簡】

外務省 慰安婦見解を独語で発信

『慰安婦問題についての我が国の取組』
0411月

東大阪野田市長 ミッテ区に書簡を送る

「日本と韓国が将来に向けて建設的な関係を築いていく上で障害となる」
【書簡】

「表現の不自由展・その後」をつなげる愛知の会 名古屋河村市長に抗議行動

不明11月

津和野下森町長 ミッテ区に書簡を送る

【書簡】
05 11月

ミッテ区議会 決議

「少女像は予定通り設置されるべき」と決議
記事→詳しくはこちら

名古屋河村市長 ミッテ区に書簡を送る

「像は芸術作品ではなく、政治的主張を表現。日独友好関係に大きな損害となる」
書簡
06 11月

「表現の不自由展・その後」をつなげる愛知の会 名古屋河村市長に要請書を提出

09 11月

「表現の不自由展・その後」をつなげる愛知の会 ミッテ区に手紙を送付

13 11月

関西ネット 東大阪野田市長へ質問状を送付

【質問状(資料5)】
1811月

自民党員がミッテ区長と区議会議長に声明を送付

自民党議員が像の撤去を支持する声明をミッテ区長と区議会議長にメールで送付。
82人の国会議員が賛同
【資料記事】
25 11月

ベルリンでデモ

ジェンダルメンマルクト広場で100人の市民が「少女像」を表す椅子に座って参加


東大阪市より 関西ネットに回答が届く

【回答(資料6)】

全国行動 「11・25女性に対する暴力撤廃の国際デー」に声明

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01 12月

ミッテ区議会 永久設置を支持する決議文採択

【回答(資料7)】 【記事】
02 12月

記者会見

加藤官房長官、「像のすみやかな撤去を求めていく」【発言(資料8)】
茂木外相、記者会見で「様々な関係者にアプローチし」「像のすみやかな撤去を求めていく」【発言(資料9)】
09 12月

戦時性暴力問題連絡協議会 新宿区長へ「抗議並びに要望書」を提出

詳しくはこちら→
14 12月

関西ネット 東大阪野田市長に「要請&質問」状を送付

【要請・質問(資料10)】
25 12月

東大阪市より回答が届く

【回答文(資料11)】
2021
16 4月

ドイツ東部ザクセン州、ドレスデン博物館で開催された特別展で2体の平和の少女像設置

詳しくはこちら→

ハンギョレ ドレスデン博物館外

ハンギョレ ドレスデン博物館内

加藤官房長官 記者会見

「速やかな撤去に向けて関係者にアプローチをする」
【資料12】    
19 5月

関西ネット 野田市長宛に書簡の撤回を求めて抗議文を送付

【資料13】
02 9月

ミッテ区議会は8月17日の議会で「平和の少女像」の設置許可を来年9月28日まで1年間延長することを議決したと伝えた
コリア協議会の韓静和代表 「引き続き永久設置の実施を求めていく」

【資料】
06 9月

設置期間延長を受けて加藤官房長官会見 

「ドイツ関係者に強く抗議」「引き続き撤去を求めていく」
02 12月

関西ネット 東大阪市長公室を訪問、野田市長によるミッテ区長あて書簡の撤回を求めて申し入れ行動

【申入書】
2022
14 3月

日本の極右?から大量の偽メールに困惑するミッテ区の関係者

【資料:韓国ハンギョレ】
28 4月

岸田首相、首相官邸で行われた日独首脳会談でシュルツ首相にベルリン市ミッテ区の平和の少女像を撤去するよう要請した。
5月11日、松野官房長官が記者会見で明らかにした。

【資料記事】
14 6月

産経新聞、韓国保守市民団体「慰安婦詐欺清算連帯」のメンバーらの訪独と朱玉順(チュ・オクスン)代表の取材記事を掲載。

【資料記事】
25 6月

産経新聞、韓国の保守右翼市民団体のベルリン市訪問をあらためて伝え、その勇気を讃える。

【資料記事】
26 6月

ドイツを訪問した「慰安婦詐欺清算連帯」のメンバー4人が「平和の少女像」の前で、「慰安婦詐欺はもうやめろ」などと書かれたプラカードを掲げ、像の撤去を求める集会。

【聯合ニュース】
26 6月

ドイツを訪問した「慰安婦詐欺清算連帯」のメンバー4人が「平和の少女像」の前で、「慰安婦詐欺はもうやめろ」などと書かれたプラカードを掲げ、像の撤去を求める集会。

【聯合ニュース】
26 6月

ドイツの市民団体「コリア協議会」が少女像前の道路を挟んで対抗集会。「ベルリン・女の会」はじめ様々な市民団体が支援に駆け付け、少女像の永久設置などを訴えた。

【ハンギョレ新聞】
29 6月

産経新聞、韓国「慰安婦詐欺清算連帯」によるミッテ区での行動について現地報告。ミッテ区長やミッテ区議員との面談もキャンセルされるなど苦戦を強いられている様子を伝える。

【資料記事】
05 7月

韓国・正義連がドイツ・ベルリンを訪問、少女像の永久設置を願う世界市民声明と李容洙ハルモニの手紙をミッテ区庁に伝達
※全世界市民署名は個人31,317人、559団体
(日本:個人262名、団体25を含む)

【全国行動】
08 7月

ドイツ・カッセル大学総学生会がキャンパス敷地に少女像を設置、除幕式開催
同大学で5年に一度開催されるの現代美術展「ドクメンタ」(7/7~)に合わせて少女像展示会も同時開催

【ハンギョレ新聞】
10 9月

ドイツ・フォルクスワーゲン市のヴォルフスブルク現代美術館は9月10日から来年1月8日まで開催する21世紀最大のフェミニスト美術展に「平和の少女像」設置を決めた。

【聯合ニュース(韓国語)】

ドイツ・ヴォルフスブルク近代美術館に展示される平和の少女像

28 9月

ドイツのベルリン平和の少女像が1年の設置期間を終える

日本政府の撤去要求が続く中、市民団体はミッテ区議会に対して公募による新たな記念碑が決まるまで撤去しないよう求める一方、現在の少女像についても公式認定するよう求めて署名運動などを展開している。
【JTBCニュース(韓国語)】

ベルリン市ミッテ区の平和の少女像

10月

ベルリン市中心地に「慰安婦」被害者の勇気を称える「日本軍慰安婦博物館」がオープン

【全国行動】
      
2023
09 3月

昨年7月にドイツ・カッセル大学に設置された平和の少女像が大学当局によって突然撤去される  
コリア協議会など、少女像の再設置を求めて国際署名運動がスタート

【全国行動】
15 3月

少女像撤去に対してカッセル大学学生およびドイツ全域から集まった市民らによる抗議集会が開催

【ハンギョレ新聞】
31 3月

独カッセル大学少女像撤去圧力に対する抗議文を488名の賛同者名簿とともに日本政府に提出・申し入れ行動
独コリア協議会にも日本市民の声として届ける

【全国行動】
  
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